XF16mmF2.8の第一印象
先週富士フイルムが新しい16mmの単焦点レンズを発表しました。XF16ｍｍF2.8です。16mmの画角が好きなので気になります。
実際に使ってみたわけではありませんが、ネットに載っている情報をもとに第一印象を述べたいと思います。
富士フイルムの16mm
Xシリーズにはすでに16mmの単焦点レンズがあります。XF16ｍｍF1.4です。
これからXシリーズの16mmの単焦点レンズを購入しようとすると、F1.4とF2.8の間で迷う人が出てくるのではないでしょか。
筆者もXF16ｍｍF1.4を購入する際、XF16ｍｍF2.8が発表される噂は出ていたのでどうしようか迷いました。
XF16mmF2.8の特徴
つまるところ、XF16ｍｍF2.8を購入するのであれば、とにかく「小さくて軽い」が一番重要な場合に限るかと思います。
XF16ｍｍF1.4と比べて重量が220グラム軽く、長さは27.6ミリ短く、フィルターサイズも18ミリ小さいので、いかにXF16ｍｍF2.8がコンパクトかが数値から一目瞭然です。
またX-ProシリーズでOVFを中心に撮影する人は、レンズが短いためレンズが視界の邪魔にならない利点もあるのでしょう。
どうしても「小さくて軽い」という必要がなければXF16ｍｍF2.8の必要性がかなり薄れるのではないでしょか。開放f値がXF16ｍｍF1.4 と比べて二段分も暗いため、室内や夜間の撮影に弱く、ボケ量もかなり減ります。
画質もXF16mmF2.8を試したプロによるとXF16ｍｍF1.4より落ちるようです。
またXF16-55ｍｍF2.8を持っている人は、広角端が実質XF16ｍｍF2.8と同じなので「小さくて軽い」がそれほど重要でなければXF16ｍｍF2.8の必要性をそれほど感じないのでしょうか。
筆者は、今の時点では小さくて軽いレンズがどうしても必要ではなく、XF16ｍｍF1.4も大きすぎて重すぎる感じはしないので、XF16ｍｍF2.8の発表を待たずに購入しました。
やはりXF16ｍｍF1.4の明るい開放f値、最高の画質、短い最短撮影距離の三拍子は魅力的でした。
しかし、新しいXF16ｍｍの開放f値が一段だけ暗い2だったらかなり迷ったと思います。そもそもXシリーズの小型単焦点レンズ（XF23mmF2、XF35mmF2、XF50mmF2）はすべて開放f値が2なのになぜ16mmだけ2.8なのでしょうか。
結局XF16ｍｍF2.8は必要か？
小さくて軽いレンズが必要と思うことが常になくても、用途によって必要になることがあるような気がします。
全長7センチを超えるXF16ｍｍF1.4や10センチを超えるXF16-55ｍｍF2.8ではあまりにも目立ったり大げさに見えてしまう場面があるでしょう。
例えばちょっとした家族や友達とのお出かけやレストランでの食事など。その他、街中の場所や国によっては長めのレンズを持っていると怪しくみられるので、短いレンズだと安心して撮影できる利点もあるような気がします。
その意味で、いずれXF16ｍｍF2.8が必要になるときが来そうな気がします。特に16mm（35mm判換算24mm）の画角が好きなので。
そのうち富士フイルムのお店でレンタルして試してみたいと思います。
